ダイエットやトレーニングをしている女性にとって、生理の悩みを抱えている人は多いんじゃないでしょうか。
本記事では、ダイエット中の生理との上手な付き合い方を解説していきます。
急激な減量、痩せすぎのリスク
短期間での大幅な減量は良くないと言われますが、女性の場合生理にも影響を及ぼします。
まず、大前提として体脂肪率22%以下あたりから月経不順、月経異常が起こりやすくなります。これが15%を下回ると約半数が無月経となります。
ハイペースなダイエットで短期間で5㎏以上、または体重の10%以上減の場合も無月経となるリスクがあります。
このようにダイエットにより健康を損なってしまっている場合、そのダイエットは失敗です。
ダイエットはあくまでも健康的に痩せていくものです。
もしもダイエット中にこのような症状があれば、一度中断して改善するのが先です。
生理中の運動、トレーニングはOK?
結論、問題はありません。しかし、生理中は体調の変化が起こりやすいため、ハードなトレーニングや長時間の運動など無理をするのは厳禁です。
また、貧血にもなりやすいなどの危険性はあるため念頭に置いておく必要があります。
生理時の体調に関しては、個人差が非常に大きいため本人しか分からないことがほとんどです。
運動自体は問題ないので、無理をしないというのが1番大切になります。
生理中は痩せにくい?
生理前から生理中にかけて痩せにくいというのは事実です。
これは、ホルモンの影響で食欲が増したり、栄養を吸収しやすくなったり、むくみやすくなるためです。女性の方からすると非常にネックな部分かと思います。
そのため、生理前から生理中の体調に変化のある時期は、ダイエット中でも無理に痩せようとせずに、出来るだけキープできるように気を遣う程度でいいと思います。
なので、食欲に任せて暴飲暴食などはやめた方がいいです。それには太ってしまう以外にも理由があります。⇓
生理中の症状と食べ物の話
生理中には様々な症状がでますが、食欲に任せて好きなように食べていると、返って症状を悪化させてしまう恐れがあります。以下の食べ物には気をつけましょう。
1.砂糖
⇨砂糖を多く含む食べ物はイライラしやすくなったり、生理痛を悪化させる恐れがあります。
2.油
⇨油ものやチョコなども、ホルモンの代謝が悪くなったり、生理痛が悪化したりする要因になります。
3.冷たいもの
⇨冷たいものも出来るだけ控えましょう。体が冷え血流が悪くなることで生理の様々な症状を悪化させる要因になります。
4.塩分
⇨塩分の摂りすぎはむくみの原因となるため、むくみやすい生理中に関しては特に気をつけましょう。
食べると良いもの
1.大豆製品
⇨大豆製品には生理痛を和らげてくれる可能性があります。また、その他にもPMSの諸症状の緩和も期待できます。
2.鉄分
⇨貧血の症状を起こさないためにも鉄分は積極的に摂った方がいいです。(かつお、まぐろ、赤身肉、レバー、ほうれん草、ひじきなど)
3.身体を温めるもの
⇨体が冷えると血流が悪くなり、生理中の諸症状が悪化します。逆に温めてあげて血流が良くなると諸症状の緩和が期待できます。(生姜、ねぎ、根菜類、ハーブティーなど)
まとめ
ダイエットは健康に痩せなければ成功とは言えません。
自身の体調をしっかり把握しながら、健康的に痩せていきましょう。