タイトルから、「え?ダイエットはプロテイン(飲料)を飲んだほうが良いと聞いたことがあるのに、、、」
と、思ってしまった方がいるとは思いますが、結論からはっきり言ってしまうと通常のダイエットにはプロテイン(飲料)はあくまで食事補助として捉えるべきでしょう!
※勘違いがないように書きますが、【プロテイン=タンパク質】ですので、お肉や魚、豆、卵などにも含まれます。この記事でのプロテインは、飲むタイプのものを指しているとお考え下さい。
目次
あなたはなぜプロテインを飲んでいるの?
だいたいの方が、「何となく、ネットやメディアに書いていたから、芸能人やモデルが紹介していたから、手軽にタンパク質が摂れるから」このような理由が多いのではないでしょうか?
情報化社会における情報の流通量というものは、膨大で計り知れないものとなっています。
皆さんが触れる一日の情報量は、18世紀に生きていた人々の一生分の情報量であるとも言われています。しかも、僕の体感ですが、ダイエットの情報に関して言えば、ネット上の情報の半分くらいは間違った情報が載っているなぁと感じます。
ダイエットというカテゴリーについてはビジネスが絡んでいることが非常に多いです。まずは、疑うことから入りましょう!
以下で、正しい知識を付けていきましょう。
プロテインを飲むことのメリット
プロテインという商品自体を悪く言うつもりは全くありません。もちろんメリットがあります!
➀手軽に、安価で、たんぱく質が摂れる
食品から同じ量のたんぱく質を摂るよりも、プロテインを飲むほうが、手間も単価も安く上がります。
➁種類が多く吸収速度も調整できる
吸収が早いと、トレーニングのダメージを素早く修復してくれるイメージです。
これは、トレーニング前後にすぐ食事がとれない時には嬉しいですよね、プロテインの種類によっても吸収スピードや特徴があります。
<ホエイ> | <ソイ> ・植物性たんぱく ・吸収速度が遅い | <カゼイン> ・動物性たんぱく ・吸収速度が遅い ・発がん性のリスク |
時間がない時やトレーニング前後で飲む場合も、ホエイプロテインで充分かと思います!
もし、吸収速度を遅くして、食べ過ぎを防いだりという狙いがあるなら、ホエイプロテインに亜麻仁油やえごま油を軽く回し入れて飲むといいですよ!
プロテインを飲むことのデメリット
➀プロテインを飲まないといけないんじゃないかマインドに陥る
これはかなり大きなデメリットになると思っています。ダイエットはメンタルとうまく付き合うものだと、指導経験上思います。
あくまでも補助と割り切りましょうね!
➁人工甘味料の蓄積リスク
これは何もプロテインに限ったことではないのですが、近年の開発により、人工甘味料が発達しましたね。
例えば、砂糖も人工甘味料も甘みを舌で感じますよね、しかし、人工甘味料は脳内には届かないので、エネルギー源にもなりません。そうすると、甘みは感じるのに脳内にエネルギーとして足りていないよ!という状態になり、さらに甘み(エネルギー)を求めようとしてしまいます。
結果、食べ過ぎに繋がる可能性もあります。
また、人工甘味料は腸で吸収できずに炎症が起こることもあるとされていますので、積極的な摂取はおすすめしません。
③DIT(食事誘発性体熱産生)の観点からもったいない!
DIT?となるかもしれませんが、簡単に言うと、【食事をすることで身体が熱を発生し消費カロリーの増加が起きる】ということです。これは、食後4~8時間に渡ります。
<栄養素ごとの割合> 糖質:約5%、脂質:約4%、タンパク質:30%
⇨タンパク質の摂取割合が多いと、消費カロリーは多くなる!
もちろんプロテインを飲むことはタンパク質を摂ることに変わりはないのですが、
DITには、「咀嚼」が関係しているのです。
よって、プロテインを飲んでタンパク質を摂取するよりは、できるだけリアルフード(肉魚卵豆などの食品)をしっかりと咀嚼して食べることが大切です!
結論:できる限り食品からチョイス!
僕がクライアント様を指導してきた観点からも、食品から必要なカロリーを正しい割合で摂取するほうがその後の生活においても何をどれだけ食べるのかが明確にわかるようになり、クライアント様自身で食事の調節ができるようになっていました!
もちろんトレーニング時などに飲むというのは問題ありませんので、安心して飲んでくださいね。
大切なのは、プロテインを飲むことに頼りすぎないことです!
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