皆さん、一概にプロテインといっても種類があるのをご存じですか?
本記事では、トレーニングをする方の強い味方、プロテインについて詳しく解説していきます。
※【プロテイン=タンパク質】ですので、お肉や魚、豆、卵などにも含まれます。この記事でのプロテインは、飲むタイプのものを指しているとお考え下さい。
ダイエットへのプロテインの取り入れについてはこちらもご覧下さい ⇓
ダイエットにプロテインは必須ではない!トレーナーが解説! | PERSONAL TRAINING GYM POLITE (improve-ones-fitness.com)
プロテインの種類
プロテインの種類は主に3種類に分けられます。
1.ホエイプロテイン
⇨牛乳に含まれる「乳タンパク質」の一種で、市販で売られている最もメジャーなプロテインです。体内への吸収スピードが速い、筋タンパク質の合成に必要なアミノ酸が豊富などの特徴があります。
そのため、トレーニングをする人やアスリートなどに向いています。
また、その精製方法でも成分バランスが変わってきます。
WPC(ホエイプロテインコンセンレート)
タンパク質含有量約80%。精製過程で乳糖、乳脂が残りやすい。乳糖は耐性の無い人は腹痛を起こす可能性がある。反対に、その分ビタミン、ミネラルなどの栄養素も残りやすいというメリットもある。
WPI(ホエイプロテインアイソレート)
タンパク質含有量約90%。WPC製法からさらにタンパク質以外のものを除去したもの。乳糖も限りなく減るので、耐性の無い人でも飲みやすい。価格が少しだけ高い。
WPH(加水分解ホエイプロテイ)
タンパク質含有量約95%。WPC製法から酵素などを使いさらに加工したもの。これにより、吸収速度がさらに速くなる。他の2種より高価なものが多い。
2.カゼインプロテイン
ホエイプロテイン同様、「乳タンパク質」の一種。体内への吸収が遅く、アミノ酸の含有量も多くない。また、発がん性物質を含んでいるというデメリットもあります。しかし、吸収が遅い分、長時間にわたる運動や就寝中などでも体内のアミノ酸濃度を高めてくれるため筋分解を防いでくれるメリットもあります。
3.ソイプロテイン
大豆から精製される植物性たんぱく質。脂質が少なく、グルタミンなどのアミノ酸が豊富に含まれています。体内への吸収スピードは遅いため、腹持ちが良く、減量やダイエットには向いています。イソフラボンを含むため、美容効果も期待できます。しかし、ホエイプロテインと比べると筋力UPには向いていないと言えます。
適した飲み方
先述で紹介しましたが、各プロテインにはそれぞれ特徴があります。
それを踏まえた上でいつ何を飲むのがいいのか使い分けましょう。
・朝起きてすぐ⇨ホエイプロテイン
朝は体内のタンパク質が枯渇状態です。吸収の早いホエイプロテインがおすすめです。
※EAAやBCAAなどのアミノ酸サプリメントの方がより吸収が速いためおすすめですが、ここでは割愛します。
・トレーニング、運動後⇨ホエイプロテイン
トレーニング、運動後も吸収の早いホエイがおすすめです。特に、運動後30分以内(遅くても1時間以内)はゴールデンタイムと呼ばれ、タンパク質の吸収率が非常に良いです。しっかりと準備しておきましょう。
・夜寝る前⇨カゼイン、ソイプロテイン
夜寝ている間は栄養の摂取ができないため、長い時間かけて吸収される吸収の遅いプロテインが向いています。個人的にはカゼインプロテインのデメリットを考えるとソイプロテインの方が良いのではないかと思います。
まとめ
ここまでプロテインについて詳しく解説してきましたが、プロテインはあくまでも栄養補助のためのものです。
どんな方でも可能な限り固形物からタンパク質を摂るほうが良いということは、しっかりと覚えておきましょう。
だだし、タンパク質をすぐに補給できるところや、安価なところ、食事では補いきれない時のサポートなど良いところもたくさんあるので、うまく使っていきましょう。