皆さん、コルチゾールというホルモンの名前は聞いたことがありますか?
コルチゾールは、人間に必要なホルモンの一つで、常に分泌されているものです。
しかし、別名ストレスホルモンとも呼ばれ、心身がストレスを受けると分泌量が増えます。
今回は、コルチゾールの役割と分泌過多の影響について解説していきます。
コルチゾールの役割
1.肝臓での糖の新生
2.筋肉でのタンパク質代謝
3.脂肪分解などの代謝促進
4.免疫抑制
5.抗ストレス作用
このようにコルチゾールには役割があるため、生体には必須のホルモンです。
コルチゾールの分泌過多
冒頭でも書きましたが、コルチゾールは別名ストレスホルモンと呼ばれています。
一時的なストレスを感じることで分泌量を増やし、ストレスに対応します。
しかし、長期にわたりストレスにさらされ続けてしまうことで過剰分泌を招いてしまいます。
その場合、以下の影響を及ぼす可能性があります。
1.筋分解が進む
⇨コルチゾールには筋肉のタンパク質を分解して、エネルギーに変える働きがあるため、筋分解が進みます。それにより、代謝ダウンなどの可能性もあり、ダイエットする方やトレーニングをする方にとっては悪影響となります。
2.免疫力ダウン
⇨免疫力が下がり、様々な病気への抵抗力が落ちます。
3.食欲が抑えらない
⇨コルチゾールが増えると、幸せホルモン「セロトニン」が減ります。セロトニンには食欲を抑える働きがありますが、その減少により食欲が抑えられなくなる可能性があります。
4.うつ病、不眠症などの精神疾患
⇨コルチゾールには抗ストレス作用がありますが、分泌過多の状態になるとかえってうつ病や不眠症などの精神疾患を招く恐れがあります。
5.肥満、生活習慣病のリスクup
⇨コルチゾールには血圧や血糖値、コレステロール値を上昇させる働きがあり、また、脂肪の合成を促進し、脂肪の分解を抑制する働きもあるため、肥満や生活習慣病のリスクも高まります。
まとめ
日々ストレスを感じながら生活していて、それを発散できていない方は注意が必要です。
また、ストレスの大きい極端なダイエットは、ダイエットの効率を下げてしまう要因なので、特にダイエット中はストレスにも気を使ってあげると良いですね!
趣味、運動をする、バランスの良い食事、睡眠をしっかり取る、などはストレスを軽減しコルチゾールの分泌量を正常に保ちやすくします。
この機会にご自身のストレス発散方法を見つけてみてはいかがですか?