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CKDを予防・改善するための習慣とは? ~トレーニングだけではない。腎臓を守る生活習慣と運動の組み合わせ~

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CKDを予防・改善するための習慣とは? ~トレーニングだけではない。腎臓を守る生活習慣と運動の組み合わせ~

CKDを予防・改善するための習慣とは? ~トレーニングだけではない。腎臓を守る生活習慣と運動の組み合わせ~

2026/08/13

CKDを予防・改善するための習慣とは? 

~トレーニングだけではない。腎臓を守る生活習慣と運動の組み合わせ~  

「腎臓を守るには何をすればいい?」

「CKDと言われたら、食事はどう変えるべき?」

「筋トレをしているけど、プロテインは大丈夫?」

CKD(慢性腎臓病)は、腎臓だけの問題ではありません。


高血圧、糖尿病、肥満、脂質異常症などの生活習慣病とも深く関係しています。

そのためCKDの予防・進行抑制では、

食事+血圧管理+血糖管理+体重管理+運動+睡眠というように、生活全体を整えることが重要です。

今回は、トレーニング以外に取り組みたい習慣と、それがトレーニングとどうつながるのかを解説します。

 

 

 

① 塩分を摂りすぎない

CKDを考えるうえで、まず意識したいのが塩分です。

塩分を多く摂ると体内にナトリウムが増え、それに伴って水分を保持しやすくなります。

 

その結果、

塩分摂取↑
↓
体液量↑
↓
血圧↑
↓
腎臓の血管への負担↑という流れにつながります。

 

 

トレーニングとの親和性

筋トレをしていても、日常的に塩分を摂りすぎて血圧が高い状態では、

腎臓への負担を減らすことはできません。

「運動する」+「塩分を管理する」

この組み合わせが重要です。

 

 

 

② 血圧を定期的に確認する

CKDと血圧は非常に密接に関係しています。

高血圧は腎臓の血管を傷つけ、腎機能低下の原因になります。

一方で、CKDが進行すると血圧が上がりやすくなります。

 

つまり、

高血圧 → 腎臓へのダメージ → CKD進行 → さらに血圧管理が難しくなる

という悪循環が起こる可能性があります。

そのため、血圧を測る習慣を持つことも重要です。

 

 

トレーニングとの親和性

筋トレや有酸素運動は、血圧管理をサポートする生活習慣の一つです。

ただし、高血圧がコントロールされていない場合や心血管疾患を合併している場合は、運動強度について

医療者への確認が必要です。

 

 

 

③ 血糖値を管理する

糖尿病はCKDの大きなリスク因子です。

血糖値が長期間高い状態になると、腎臓の細かな血管や糸球体に負担がかかり、尿中にアルブミンが

漏れ出すことがあります。


そのため、

血糖コントロール=腎臓を守ること

にもつながります。

 

 

トレーニングとの親和性

ここで筋トレが非常に役立ちます。

筋肉はブドウ糖を取り込む大きな組織です。

運動によって筋肉のインスリン感受性が改善すると、血糖管理をサポートできます。

つまり、食事で血糖を管理する
+
筋肉で糖を使うという組み合わせです。

 

 

 

④ 体重・内臓脂肪を管理する

肥満はCKDの発症・進行リスクと関連しています。

特に、

  • 内臓脂肪
  • 高血圧
  • インスリン抵抗性
  • 脂質異常症

などが重なると、腎臓への負担が増えやすくなります。

 

 

トレーニングとの親和性

ここで重要になるのが、

「体重を減らす」より「筋肉を守りながら余分な脂肪を減らす」という考え方です。

筋トレによって筋肉量を維持しながら、食事と日常活動量を調整して体脂肪を減らしていく。

これはCKDの健康管理とボディメイクの両方に共通する考え方です。

 

 

 

⑤ たんぱく質を「摂りすぎない」

ここは筋トレをしている人ほど注意したいポイントです。

「筋肉をつけたいから、たんぱく質を大量に摂る」

という考え方は、CKDがある場合には自己判断で行わない方が安全です。

透析の有無、CKDのステージ、年齢、筋肉量、栄養状態などによって変わります。

 

 

トレーニングとの親和性

CKDの方は、

「筋肉を増やすためにたんぱく質を大量摂取する」のではなく、

「必要量を確保しながらトレーニングで筋肉を維持する」という考え方が重要です。

食事については腎臓内科医や腎臓病に詳しい管理栄養士に相談するのが安全です。

 

 

 

⑥ カリウム・リンは「自己判断で制限しない」

CKDになると、

「カリウムを制限しなければ」

「野菜や果物は食べてはいけない」

と考える人もいます。

しかし、これは一律ではありません。

CKDのステージや血液検査によって、カリウムやリンをどの程度調整する必要があるかは異なります。

特にカリウムは、筋肉や心臓の働きにも関係する重要な電解質です。

 

 

トレーニングとの親和性

運動をすると発汗などによって電解質バランスも変化します。

そのため、

「CKDだからスポーツドリンクを大量に飲む」

「健康のためにカリウムを大量に摂る」

といった自己判断は避けることが大切です。

血液検査の結果に合わせて調整しましょう。

 

 

 

⑦ 水分は「多ければいい」わけではない

「腎臓のために水をたくさん飲む」

というイメージがありますが、CKDでは必ずしも全員が大量の水分を摂ればいいわけではありません。

腎機能が低下している場合や、むくみ・心不全などがある場合には、水分量を調整する必要があります。

一方で、脱水も腎臓に負担をかける可能性があります。

つまり、不足しすぎない
+
摂りすぎないというバランスが重要です。

 

 

トレーニングとの親和性

特に夏場のトレーニングでは、

  • 発汗量
  • 気温
  • 運動時間
  • 腎機能
  • 心機能
  • 医師からの水分制限の有無

などを考慮します。

「運動したから大量に水を飲む」ではなく、自分の状態に合わせた水分管理が重要です。

 

 

 

⑧ NSAIDsの使いすぎに注意する

意外と見落とされやすいのが、痛み止めです。

NSAIDs(非ステロイド性抗炎症薬)は、種類や使用状況によって腎血流に影響し、

腎機能に負担をかける可能性があります。


特に、

CKD+脱水+NSAIDsという組み合わせには注意が必要です。

CKDの方は、市販薬も含めて服用している薬を医療者に伝えることが大切です。

 

 

トレーニングとの親和性

「筋トレ後に毎回痛み止めを飲む」といった習慣がある場合は、一度見直してみましょう。

痛みを我慢する必要はありませんが、薬を継続的に使用している場合は医師や薬剤師に相談することが重要

です。

 

 

 

⑨ 禁煙・節酒を意識する

喫煙は血管を傷つけ、腎臓への血流にも悪影響を与える可能性があります。

また、過度な飲酒は、

  • 血圧上昇
  • 体重増加
  • 睡眠の質低下

などを通して腎臓の健康にも影響します。

 

 

トレーニングとの親和性

トレーニングを始めることをきっかけに、

禁煙・節酒 → 運動習慣 → 体重管理 → 血圧管理と生活全体を変えていくことができます。

筋トレだけを頑張るのではなく、健康行動を連鎖させることがポイントです。

 

 

 

⑩ 睡眠とストレスを整える

睡眠不足や慢性的なストレスは、

  • 血圧
  • 血糖
  • 食欲
  • 体重
  • 運動習慣

などに影響します。

結果的に、CKDの背景にある生活習慣病の管理を難しくすることがあります。

 

 

トレーニングとの親和性

トレーニングは睡眠やストレス管理にも役立ちます。

ただし、「疲れているからさらに激しく運動する」必要はありません。

疲労が強い日は、

  • 軽いウォーキング
  • ストレッチ
  • 軽い筋トレ
  • 休養

などに調整することも大切です。

 

 

 

CKDとトレーニングは「足し算」で考える

CKDの予防・進行抑制を考えるとき、

「筋トレだけ」

「食事だけ」

と考える必要はありません。

 

例えば、

食事を整える


塩分を減らす


血圧を管理する


筋トレを行う


日常活動量を増やす


睡眠を確保する

というように、一つひとつの習慣を組み合わせていきます。

 

 

 

まず取り組みたい5つの習慣

全部を一度に変える必要はありません。
まずは、

① 塩分を減らす

② 血圧・血糖を定期的に確認する

③ 座りっぱなしを減らす

④ 筋トレ+有酸素運動を継続する

⑤ たんぱく質・カリウム・リンを自己判断で極端に制限・増量しない

この5つから始めるのがおすすめです。

 

 

 

まとめ

CKDを予防・改善していくためには、トレーニングだけではなく、

  • 塩分を管理する
  • 血圧を管理する
  • 血糖を管理する
  • 体重・内臓脂肪を管理する
  • たんぱく質を適量にする
  • カリウム・リンを必要に応じて調整する
  • 適切な水分管理をする
  • NSAIDsの使用に注意する
  • 禁煙・節酒を心がける
  • 睡眠・ストレスを整える

といった生活習慣が重要です。


そして、これらとトレーニングを組み合わせることで、

  • 筋肉を維持する
  • 血圧を管理する
  • 血糖を管理する
  • 体脂肪を減らす
  • 身体機能を維持する

という、腎臓を守るための土台をつくることができます。


ただしCKDでは、「健康に良い食事」がそのまま全員に当てはまるわけではありません。

特にたんぱく質、カリウム、リン、水分は、CKDのステージや血液検査、透析の有無によって必要量が変わり

ます。

そのため、
「腎臓を守るために何を食べるか」ではなく、
「自分の腎機能に合わせて何をどれだけ食べるか」

という視点が重要です。

そしてトレーニングも、

「追い込むこと」ではなく
「長く続けられる身体をつくること」を目的にする。

これがCKDとボディメイクを両立させるうえで大切な考え方です。

腎臓を守るために、運動をやめるのではなく、身体の状態に合わせて運動を続ける。
この考え方を持つことが、将来の健康寿命を守ることにつながります。

 



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