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50年前と現代の子ども、運動能力はどう違う?便利な時代に失われた身体能力

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50年前と現代の子ども、運動能力はどう違う?便利な時代に失われた身体能力

50年前と現代の子ども、運動能力はどう違う?便利な時代に失われた身体能力

2026/10/18

50年前と現代の子ども、運動能力はどう違う?便利な時代に失われた身体能力 

「昔の子どもは、今の子どもより運動ができた」

こんな話を聞いたことはありませんか?
 

50年前といえば、1970年代。

今ほどゲームやスマートフォンが普及しておらず、外で遊ぶ子どもが多かった時代です。

では実際に昔の子どもと現代の子どもでは、運動能力に違いがあるのでしょうか?
 

今回は、50年前と現代の運動能力の違いと、その背景にある生活環境について解説します。

 

 

 

 

1. 現代の子どもは、昔より運動能力が低いのか?

結論からいうと、

すべての運動能力が昔より低くなったわけではありません。

 

運動能力には、

走る速さ、跳ぶ力、筋力、持久力、投げる能力等、複数の要素があります。

そのため、一つの指標だけで運動能力全体を判断することはできません。

 

現代の子どもは、すべての能力が一律に低下しているわけではありません。

運動能力の中でも、向上しているものと、低下しているものがあるのです。

1970年代と現在では体力テストの内容や測定方法が異なる項目もあります。

50年前と現在を単純に比較できるわけではない点には注意が必要です。

 

 

 

 

2. なぜ握力やボールを投げる能力に変化が見られるのか?

注目したいのが、握力とボール投げです。

この2つは、筋力だけでなく、身体を使う経験とも関係しています。

 

例えば、昔の外遊びには、次のような活動がありました。

  • 木登り
  • 鉄棒やうんてい
  • ドッジボール
  • キャッチボール
  • 遊具を使った遊び

こうした活動では、手で身体を支えたり、物をつかんだり、腕を振って投げたりします。

 

一方、現代では、遊び方や生活環境が変化しています。

ゲームや動画など、身体を大きく動かさなくても楽しめる活動が増え、子どもが日常的に身体を使う機会

にも変化が生じています。

 

ただし、握力やボール投げの記録が低下した原因を、ゲームやスマートフォンに求めることはできません。

運動習慣、遊び場、スポーツ経験など、さまざまな要因が関係している可能性があります。

 

大切なのは、昔の遊びをそのまま再現することではなく、

現代の生活の中でも、つかむ・投げる・支えるといった動作を経験する機会をつくることです。

 

 

 

 

3. 便利な生活は、身体を動かす機会を減らしている?

50年前と現代の大きな違いの一つは、生活の便利さです。

移動手段が充実し、家事の負担も軽減され、娯楽も多様化しています。

こうした変化は、生活を豊かにする一方で、意識しなければ身体を動かす機会が少なくなることにも

つながります。

 

例えば、次のような違いです。

移動

近い距離でも車で移動することが多ければ、歩く機会が減る可能性があります。

 

遊び

外で走り回る遊びだけでなく、座って楽しむゲームや動画視聴など、さまざまな選択肢があります。

 

日常生活

エレベーターや便利な家電などによって、身体を使わずに済む場面が増えています。

 

もちろん、昔の子どもが全員よく運動していたわけではありませんし、現代でもスポーツや外遊びを積極的

に楽しむ子どもはいます。

重要なのは、時代そのものを比較することよりも、日常生活の中でどれだけ身体を動かす機会があるかという視点です。

 

 

 

 

4. 現代の子どもに必要なのは、スポーツだけではない

運動能力を高めるためには、スポーツクラブや部活動に入ることが必要だと思うかもしれません。

しかし、身体を動かす機会はスポーツだけではありません。

 

例えば、次のような活動も身体を使う経験になります。

  • 鬼ごっこで走る
  • 公園の遊具で遊ぶ
  • ボールを投げたり、蹴ったりする
  • 縄跳びをする
  • 自転車に乗る
  • 自分の体重を使った筋力トレーニングをする

 

これらの活動では、走る、跳ぶ、投げる、バランスを取る、身体を支えるといった動作を経験できます。

特に、子どもの頃から多様な動きを経験することは、身体の使い方を学ぶ機会になります。

 

ただし、すべての運動を毎日行う必要はありません。

子どもの興味や体力に合わせ、楽しく続けられる活動を選ぶことが大切です。

 

 

 

 

 

5. 筋トレは子どもの運動能力向上に役立つ?

ここで考えたいのが、筋力トレーニングです。

筋トレというと、大人が筋肉を大きくするために行うものというイメージがあるかもしれません。

しかし、適切な指導と負荷のもと行う筋力トレーニングは、子どもにとっても筋力を養う方法の一つです。

 

例えば、自分の体重を使ったスクワットや、膝をついた腕立て伏せなどから始めることができます。

筋力を養うことは、走る、跳ぶ、身体を支えるといった動作の土台にもなります。

 

ただし、筋トレだけで運動能力のすべてが向上するわけではありません。

走る練習やボール遊びなど、実際の動作を経験することも重要です。

成長期には、重い重量を無理に扱うのではなく、正しいフォームを身につけ、安全に身体を動かすことを

優先しましょう。

 

 

 

 

まとめ:昔と今の違いから、これからの運動を考える

50年前と現代の子どもを比較すると、運動能力はすべての項目で一律に低下しているわけではありません。

調査では、時代によって向上した能力もあれば、低下した能力も確認されています。

また、生活環境や遊び方が変化したことで、日常的に身体を動かす機会にも違いが生じています。

 

だからこそ、現代の子どもに必要なのは、昔の生活に戻ることではありません。

便利な生活を送りながらも、走る・跳ぶ・投げる・支えるといった動作を経験する機会を確保することで

す。

 

運動能力は、スポーツをしている時間だけで育つものではありません。日常生活で身体を使う経験も、その

土台になります。

 

まずは、外で遊ぶ時間をつくる、近い距離は歩く、家族で身体を動かすなど、身近なことから始めてみては

いかがでしょうか。



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